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虫歯治療

八尾市でむし歯の治療なら、田中歯科医院まで

私たちは『治す』だけでなく、『むし歯にならないように守ること』を大切にしています。

痛みをできるだけ抑えた治療で、削る範囲も最小限に。治療後も定期的な検診やクリーニングで、再発を防ぎ、健康な歯を長く保てるようサポートします。地域の皆さまが、笑顔で毎日を過ごせるお口の環境づくりをお手伝いします。

歯がむし歯になるまでの仕組み

飲食物を口にすると、飲食物に含まれる糖と、口内に存在するむし歯菌（ミュータンス菌等）が結びつき、歯の表面に定着して酸を生成します。そしてこの酸が、エナメル質を溶かします（脱灰といいます。まだむし歯ではありません）。

唾液による歯の再石灰化の促進もありますが、脱灰が再石灰化を上回ることでエナメル質に穴があき、むし歯となります。

むし歯の進行段階と症状(C1～C4)

1C1

むし歯が、歯の一番外側にあるエナメル質に留まっている段階です。

ほぼ無症状ですが、脱灰した部分が白濁して見えることがあります（ホワイトスポット）。

2C2

むし歯が、エナメル質の下にある象牙質に達した段階です。

冷たいもの、甘いものがしみ、痛みを感じることが増えてきます。

3C3

むし歯が、象牙質よりも内側にある歯髄（神経や血管が詰まった組織）に達した段階です。

常にズキズキとした痛みを感じるようになります。

歯髄を除去し根管を無菌化する根管治療が必要になるため、治療回数が急増します。

3C4

むし歯が、歯冠部（普段見えている部分）をほぼ溶かしてしまった段階です。

神経が死んでいるため一時的に痛みがなくなりますが、その後炎症が歯の根に広がると、激しい痛みが現れます。

歯を残せないケースも増えてきます。

歯を守るために大切なphバランスについて

pHが低いとき

「pHが低い」とは、「口内が酸性に傾いている」ことを指します。

エナメル質が溶けてむし歯になりやすい・むし歯が進行しやすい環境です。

pHが高いとき

「pHが高い」とは、「口内が中性～アルカリ性である」ことを指します。

エナメル質が溶けにくく、むし歯も発生・進行しにくい環境です。

糖を含む飲食物を口にした後は、歯磨きによって口内の糖を減らし、できるだけ早く中性・アルカリ性に戻すことが大切です。適切なpHに戻ることで、唾液による歯の再石灰化も作用しやすくなります。

子どもはむし歯になりやすい？大人の歯との違い

子どもは、大人と比べると虫歯のリスクが高くなります。その理由には、以下のようなことが挙げられます。

乳歯のエナメル質の薄さ・生えたばかりの永久歯の弱さ

乳歯のエナメル質は、永久歯のエナメル質の半分ほどの厚みしかありません。このため、エナメル質に穴があきやすい、つまり虫歯になりやすいということが言えます。また、より短期間で虫歯が象牙質へと達してしまいます。

永久歯へと生え変わってから数年間も、虫歯のリスクが高くなります。これは、永久歯の歯質が未完成であるためだと言われています。

これらの時期は、フッ素塗布の重要性が特に高くなります。

子どもにありがちな食習慣

一般的に、大人と比べると、子どもの方がお菓子を口にする機会が多くなります。糖を多く含むチョコレートやスナック菓子、清涼飲料水は、特に虫歯のリスクを高めます。

また、ダラダラと時間をかけて食べる・食後すぐ歯を磨かないといった習慣も、虫歯リスクとなります。口内が酸性である時間が長くなるためです。テレビを観ながら・ゲームをしながらの間食は避けましょう。

間食の際も食卓につき、10～15分で済ませるのが理想です。

これってむし歯かも？初期症状のチェック

初期むし歯で見られる症状には、以下のようなものがあります。

  1. 歯が白く濁る（ホワイトスポット）

    エナメル質が溶け始めると、歯が部分的に透明感を失い、白く濁ります。

  1. 冷たいもの・甘いものがしみる

    冷たいもの、甘いものを口にした時にしみ、痛みを感じます。

  1. 歯の表面のざらつき

    エナメル質が溶け出すことで、歯の表面がザラザラとすることがあります。

  1. 口臭が強くなる

    口内環境が悪い（食べかす・細菌が多い）ことから、口臭が強くなりがちです。

黒っぽい点や線が見える

エナメル質に穴があき、黒っぽい点や線として認められることがあります。

むし歯の検査方法

当院では、むし歯の早期発見としっかりとした治療のために、いくつかの検査を組み合わせて行っています。患者様に安心して検査を受けていただけるよう、丁寧にご説明し、不安を取り除けるよう心がけています。以下が一般的な検査内容ですので、どうぞ参考にしてくださいね。

視診

まずは、歯科医師が歯の表面や隙間を目で確認するシンプルな方法です。変色や小さな穴が開いていないかを見つけるため、全体の歯の状態を把握します。視診は一番手軽な方法で、初期の確認にはぴったりです。

レントゲン検査

見た目だけでは確認できない奥歯や歯と歯の間の虫歯も、レントゲン画像ならしっかりと見つけることができます。歯の内部や顎骨の状態もわかるので、より正確に虫歯の進行度を把握するのに役立ちます。

レーザー検査（ダイアグノデント）

当院では、虫歯の進み具合をより正確に知るため、ダイアグノデントというレーザー検査を取り入れています。レーザーを歯に当てると反射の度合いで虫歯の深さがわかる仕組みで、特に初期の虫歯を見つけるのに便利です。

当院のむし歯治療

田中歯科医院では、現在の痛みなどの症状を改善することはもちろん、将来のお口の健康・歯の寿命を守ることを大切にしたむし歯治療を行います。

歯を削る量は必要最小限に抑え、丁寧に修復するため、治療の痛みも抑えられます。また、患者様お一人おひとりのむし歯の原因を取り除くための指導・アドバイスも行います。

「自分が受けたい治療・家族にすすめたい治療」を行いますので、安心してご相談ください。

なお当院では、むし歯の予防・早期発見のため、定期健診・予防歯科を行っております。

定期健診について

予防歯科について

 進行度別の治療方法

1C0:歯を削らない治療

歯科医院で行うフッ素塗布、ご自宅で行う丁寧な歯磨きによって、歯を削らずに治すことが可能です。

2 C1:歯を少量削り、詰める治療

むし歯部分を削り、コンポジットレジン（歯科用プラスチック）を充填する治療です。

3C2:型取りをして、詰め物を取り付ける治療

むし歯部分を削り、型取りをして作った詰め物を取り付けます。

3 C3:根管治療・型取りをして、被せ物を取り付ける治療

歯髄（神経・血管）を取り除き、根管内を無菌化する根管治療を行います。その上で型取りをし、被せ物を取り付けます。

3C4:抜歯治療

歯を残すことが難しく、抜歯を行うことが多くなります。

根管治療等によって、歯の根を残せることがあります。その場合、機能性・審美性を取り戻すために被せ物の治療も必要になります。

むし歯治療に関するよくある質問

むし歯は目で見て分かりますか？

初期であっても、ホワイトスポット（歯の白濁）、黒っぽい点・線など、患者様が肉眼で発見可能なむし歯もあります。ただ、少し見えにくいところであれば簡単に見落としてしまいます。初期むし歯を早期発見するためには、定期健診で歯科医師・歯科衛生士にチェックしてもらうことが大切です。

むし歯はどれくらいの期間なら放置しても大丈夫ですか？

食生活、お口の状態によって、むし歯の進行のスピードは変わってきます。ただ、早ければ発症から数カ月で、その歯を残せないほど進行することもあります。もちろん、「放置してよいむし歯」はありませんので、症状に気づいた時・なんとなく不安になった時には、お早めにご相談ください。

むし歯と知覚過敏の見分け方はありますか？

歯ブラシのヘッドなどで歯を軽く叩いた時、歯の奥がしみるように感じる場合には、むし歯の疑いが強くなります。ただ、やはり歯科医院でないと正確な判断はできません。知覚過敏の治療にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

むし歯じゃないのに歯が痛いのはどうして？

知覚過敏、歯周病、不正な生え方をした親知らずなどでも、歯に痛みを感じることがあります。いずれの場合も、放置していると歯の寿命が短くなったり、QOLを低下させる原因となります。丁寧な診察、正確な検査で原因を突き止め、お一人おひとりに合った治療を提案いたしますので、お早めに当院にご相談ください。